税理士費用の相場は?項目別の料金内訳と費用を抑えるコツを徹底解説
「税理士費用はいくらが適正なの?」「相場が分からないと不安…」 多くの経営者にとって、税理士の費用は分かりにくいものです。相場が不明確なまま契約すると、不必要に高い料金を支払ったり、逆に安さだけで選んで必要なサポートを受けられなかったりする危険があります。
税理士費用の適正額は、事業の状況(法人か個人か、売上規模)と、依頼する業務範囲によって決まります。
この記事では、税理士費用の具体的な内訳や相場を、「法人」と「個人事業主」のケース別に詳しく解説します。さらに、費用が変動する要因、賢く費用を抑える4つのコツ、そして費用対効果で失敗しない税理士の選び方まで、専門家の視点で紹介します。
記事を読み終えれば、自社に必要な税理士費用の適正な目安が分かり、信頼できる経営パートナーを見つけるための一歩を踏み出せます。
大阪市で信頼できる税理士をお探しなら、リフト会計事務所へ
そもそも税理士は必要?依頼するメリット・デメリット
費用相場を見る前に、まず「本当に税理士が必要か?」を考えてみましょう。特に創業期や売上が安定しない時期には悩ましい問題です。
税理士に依頼する最大のメリットは、「本業に集中できる時間を確保できること」と「税務上のリスクを最小限に抑え、節税メリットを最大化できること」です。
- メリット:
- 節税対策: 法律に基づいた的確な節税アドバイスが受けられる。
- 業務効率化: 面倒な記帳や申告業務から解放され、本業に集中できる。
- 正確性の担保: 複雑な税務計算や申告書のミスを防ぎ、追徴課税などのリスクを回避できる。
- 経営相談: 資金繰りや融資、経営計画など、お金に関する専門的な相談ができる。
- 税務調査対応: 万が一の税務調査の際、専門家として対応してもらえる安心感がある。
- デメリット:
- 費用(コスト): 当然ながら、月額顧問料や決算料などの固定費が発生する。
特に、年商1,000万円を超えると消費税の課税事業者となり、経理処理は格段に複雑になります。このタイミングや、法人を設立したタイミングで税理士に依頼するケースが一般的です。

【法人・個人別】税理士費用の主な内訳と相場一覧
税理士費用は、主に「月額顧問料」と「決算申告料」の2つで構成されます。これらは税理士と顧問契約を結ぶ場合の基本料金です。これらに加え、経理作業を依頼する場合は「記帳代行料」などが別途発生します。
① 月額顧問料の相場
月額顧問料は、税理士による継続的なサポート(顧問業務)に対する費用です。企業の売上規模と、税理士の訪問頻度(またはオンライン面談の頻度)で決まるのが一般的です。
顧問料に含まれる主なサービス:
- 税務・経営に関する相談(チャット、メール、電話など)
- 会計帳簿の監査(チェック)
- 月次試算表の作成と報告(経営成績のフィードバック)
【法人の場合】
法人は個人事業主より税務処理が複雑なため、顧問料は高めに設定されます。
| 年商 | 訪問頻度 | 月額顧問料(目安) |
| ~1,000万円 | 訪問なし(メール/チャット) | 1.5万円~3万円 |
| ~1,000万円 | 3ヶ月に1回 | 2万円~3.5万円 |
| ~3,000万円 | 訪問なし(メール/チャット) | 2.5万円~4万円 |
| ~3,000万円 | 毎月訪問 | 4万円~5万円 |
| ~5,000万円 | 毎月訪問 | 5万円~7万円 |
【個人事業主の場合】
個人事業主の場合、顧問契約を結ばず「決算申告のみ」を依頼するケースも多いです。顧問契約を結ぶ場合の相場は、法人よりやや低くなります。
| 年商 | 訪問頻度 | 月額顧問料(目安) |
| ~1,000万円 | 訪問なし(メール/チャット) | 1万円~2万円 |
| ~3,000万円 | 訪問なし(メール/チャット) | 2万円~3万円 |
② 決算申告料の相場
決算申告料は、年に1回の決算業務と税務申告書(法人税申告書や確定申告書)の作成・提出を依頼する費用です。
- 法人の場合: 月額顧問料の4~6ヶ月分が目安です。(例:月額3万円なら12万円~18万円)
- 個人事業主(確定申告)の場合: 事業規模や売上にもよりますが、5万円~20万円程度が相場です。顧問契約なしの「スポット依頼」も可能です。
③ 記帳代行料の相場
記帳代行料は、領収書や請求書、通帳のコピーなどを税理士に預け、会計ソフトへの入力を代行してもらう費用です。経理担当者がいない小規模な事業者に多い依頼です。
料金は「仕訳件数」(=取引の数)に応じて変動するのが一般的です。
- 相場: 月額5,000円~2万円程度
- 「100仕訳まで1万円」のように上限が設定されていることが多く、仕訳件数が非常に多い場合は追加料金が発生します。
④ その他(スポット依頼)の費用目安
顧問契約を結ばず、必要な業務だけを単発で依頼(スポット依頼)することも可能です。
- 税務調査の立会: 日当3万円~5万円(+修正申告が必要な場合は別途申告料)
- 年末調整(従業員がいる場合): 基本料1万円+(従業員単価500円~1,500円)
- 相続税申告: 遺産総額の0.5%~1.0%程度(財産評価の難易度により変動)

税理士費用を賢く抑える4つのコツ
費用を抑えるには、自社でできることを増やし、複数の事務所を比較することが重要です。ただし「安さ」だけで選ぶと、必要なサポートが受けられないリスクもあるため注意しましょう。
①記帳代行は自社で行う(会計ソフトの活用)
最も効果的な節約方法は、記帳代行を依頼せず、自社で会計ソフトに入力することです。これにより、月額5,000円~2万円程度の記帳代行料を削減できます。
最近は、銀行口座やクレジットカードと自動連携できるクラウド会計ソフト(freee, マネーフォワードなど)が主流です。簿記の知識が少なくても、効率的に入力作業を進められます。導入支援を行っている税理士事務所を選ぶとスムーズです。
②オンライン面談を活用し、訪問頻度を下げる
税理士との打ち合わせを、対面訪問からオンライン面談(Zoomなど)に切り替えることで費用を抑えられます。訪問が必須でない業種(IT業など)や、創業期でコストを抑えたい時期におすすめです。
決算前の打ち合わせや、重要な経営判断(設備投資、融資など)のタイミングだけ訪問してもらう、といった柔軟な対応が可能な事務所を選びましょう。
③必要なサービスだけを依頼する
契約前に、見積もりの内容を精査しましょう。「お任せセットプラン」などに、自社には不要なサービスが含まれていないか確認が大切です。
例えば、給与計算や社会保険手続きは、社労士に別途依頼している(あるいは自社で行う)場合、税理士のプランから外せるか確認しましょう。自社の事業フェーズに合わせて、必要なサポートを見極めることが重要です。
【注意】安さだけで選ぶ3つのリスク
格安の税理士事務所には注意も必要です。契約後に後悔しないよう、以下のリスクを理解しておきましょう。
- サービスの質が低い(節税相談ができない):
担当者が税理士資格を持たないスタッフのみで、決まった入力作業しかしないケースです。「決算書」は作成するが「経営アドバイス」は一切ない、といった状態では、適切な節税対策もできません。 - レスポンスが遅い:
顧問先が多すぎる、あるいは人員が不足している事務所では、質問への回答が数日後になることも。「今すぐ知りたい」という経営判断のスピードに対応できません。 - 追加費用を請求される:
「月額顧問料5,000円」とうたっていても、決算料が相場の倍以上だったり、「相談料は30分5,000円」など、後から追加費用を請求されたりする場合があります。契約前に料金体系の総額を確認すべきです。

失敗しない税理士の選び方【費用対効果が鍵】
税理士選びで最も重要なのは「費用対効果」です。支払う費用に対し、どれだけ自社の経営にプラスになるサポート(節税、業務効率化、経営改善)を受けられるかを見極めましょう。
①レスポンスの速さと相性
経営課題はスピード感が命です。質問や相談への返信が早いか、担当者とストレスなくコミュニケーションが取れる「相性」は非常に重要です。無料相談の場で、担当者の人柄や話しやすさを確認しましょう。返信手段がチャットに対応しているかもポイントです。
②自社の業種・業界への専門性
税理士にも得意分野があります。飲食業、IT業、不動産業、輸出入業など、自社の業界特有の会計処理や税務に詳しい税理士は、的確な節税アドバイスが期待できます。例えば、IT業界のソフトウェア資産計上や、飲食店の在庫管理など、業界知識が節税に直結します。
③IT・クラウド会計への対応力
業務効率化のために、クラウド会計ソフト(freee、 MFクラウドなど)の導入支援に積極的かどうかは重要です。古い会計ソフトしか使えない事務所だと、自社の経理業務が非効率なままになってしまいます。チャットツール(Chatwork、 Slack等)でのやり取りに対応しているかも確認しましょう。
④明確な料金体系
「何にいくらかかるか」が契約前に明確に提示されるかを確認しましょう。見積書に「業務内容」と「金額」が具体的に記載されているか、「~一式」となっていないかチェックします。追加費用が発生する条件(例:記帳代行の仕訳数上限など)も、必ず書面で確認することが大切です。
まとめ
税理士費用は、事業規模や依頼内容によって大きく変わります。最適な税理士を見つけるには、まず自社の現状を相談し、見積もりを取ることが近道です。
- 税理士費用は「顧問料」「決算料」「記帳代行料」が基本。
- 費用は「売上規模」「依頼範囲」「訪問頻度」の3つの要因で決まる。
- 費用を抑えるには「自社で記帳」「オンライン活用」が有効。
- 選ぶ際は「安さ」だけでなく「費用対効果」「相性」「専門性」が重要。
税理士は、費用(コスト)ではなく、事業を成長させるための「投資」です。リフト会計事務所では、お客様が本業に集中できるよう、税務・会計・経営の面から全力でサポートします。
「自社の場合はいくらかかる?」「会計ソフトの導入を手伝ってほしい」「今の税理士からの乗り換えを検討している」このようなご相談も大歓迎です。税理士の変更は決して難しくありません。初回のご相談は無料ですので、まずはお気軽にお問い合わせください。
大阪市で信頼できる税理士をお探しなら、リフト会計事務所へ
